こんにちは、桜木美月です。
当ブログでは、30代夫婦と2歳、0歳の子どもが暮らす我が家が、
日々の暮らしの中で実践している【生活を豊かにする情報】を発信しています。
最近周りに子どもがいる家庭が増えてきたせいか、子どもの話をしていると「学資保険入ってる?」という会話が増えてきました。
確かになんとなく「子どもが生まれたら学資保険に入った方がいい」というイメージはありますし、保険会社もそのように勧めてきます。
それに、保険は普通の買い物と違ってあまりよく分からないため、私の周りの方もよその家庭がどんな保険に加入しているのか気になっているのかもしれません。
しかし、結論から言うと
その理由について今からお話していきます。
これから子どもが生まれる方や、すでに子どもがいて学資保険に加入するか迷っているという方の参考になれば幸いです。
桜木美月のプロフィール
- 30代夫婦+子ども2人(2歳、0歳)
- 専業主婦、夫の収入のみの1馬力
- 元看護師
学資保険とは?
学資保険とは、子どもの教育資金の準備を目的とした貯蓄型の保険です。
子どもが小さい時から毎月積み立てて、子どもが一定の年齢に達した時に満期金を受け取り、それを大学の学費に充てる、というのが一般的だと思います。
よく言われる学資保険のメリットは以下の3つです。
①教育費を貯めることができる(貯蓄)
②保険としての保障がある(保険)
③普通預金よりも利率がいい(資産運用)
①教育費を貯めることができる(貯蓄)
学資保険は、将来の学費を保険料という形でコツコツと積み立てることで、確実に貯蓄することができます。
②保険としての保障がある(保険)
仮に学資保険の契約者が亡くなった場合、その後の保険料が免除されます。
この場合でも満期金は予定どおり貰うことができます。
③普通預金よりも利率がいい(資産運用)
学資保険が満期を迎えた場合、満期金には利息がつくため、掛け金よりも多く受け取ることができる可能性があります。
学資保険に対する我が家の考え
①貯蓄としての性質について
つまり、20年近く資金が拘束されてしまいます。
自分や家族が事故や病気になり、急にまとまった資金が必要になる可能性もゼロではないため、長期にわたって資金が拘束されるのはデメリットと感じました。
一応、保険を途中解約すれば解約返戻金を受け取ることはできますが、その場合、ほぼ確実に元本割れします。
また、保険会社が倒産するリスクもあります。
保険会社は銀行と違い補償(ペイオフ)がないので、倒産しても掛け金の全額が補償されることはありません。
②保険としての性質について
学資保険の契約者が亡くなった場合の保障は「それ以降の保険料が免除される」だけです。
すぐに保険金を受け取ることができるわけではありません。
また、「保険料が免除される」ということは、将来の掛け金以上のリターンはないということです。
仮に、月々1万円の保険料を子どもが20歳になるまで支払う契約をした場合、保険料の総額は1万円×12ヶ月×20年=240万円です。
この場合、契約者の死亡により免除される保険料は最大でも240万円ということになります。
月々1万円の保険料に対し最大240万円の死亡保障では、保険としてはかなり割高だと思います。
③資産運用としての性質について
学資保険の満期金には利息がついています。
返礼率は105%ほどあればいい方のようです。
普通預金や定期預金に比べればいいと思いますが、約20年で5%の利回りは資産運用としては余りにもリターンが少ないと思います。
株式や債券へ投資すれば、1〜2年で同等の運用益を得ることが可能です。
④まとめ
まとめると、学資保険は貯蓄、保険、資産運用の性質を持つがどれも中途半端で、よく言えば「一石三鳥」、悪く言えば「中途半端」な商品であり、敢えて加入する必要はないという判断をしました。
我が家の方針|積み立てNISAで学費を貯蓄
以上のとおり、我が家では学資保険にメリットを感じていないことから、学資保険に加入していません。
では、我が家はどうやって学費を貯蓄しているのか、これを最後に説明します。
つみたてNISAは、現在の制度では最大20年間、2024年からは恒久的に運用益が非課税になる制度です。
つみたてNISA口座内の株や投資信託はいつでも現金化できますし、将来的な利回りにも期待できます。
この制度は、長期的な資産形成を目的として導入された制度のため、将来の学費の貯蓄にはうってつけと言えます。
また、働き手に万が一のことがあったときに備え、掛け捨ての保険に加入しています。
掛け捨てであれば保険料が安く済むので、月々の支出を圧迫することはありません。
「貯蓄」、「資産運用」、「保険」これらは人によって考え方や向き不向きもバラバラなので、自分に合ったものを見つけることが大事だと思います。
学資保険の加入について悩んでいる方にとって少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。